文部科学省の国費留学生として来日。神戸大学卒業後、外資系証券会社のセルサイドで自動車業界のアナリストを10年、バイサイドで9年日本株の運用を行い、経営コンサルティング業界に転身。経営層を中心とした投資家目線のコンサルティング支援を提供。
近年は、スチュワードシップ・コードやガバナンスの強化により、経営陣に対する投資家の要求は進化しています。ROEやROICが重視され、持続的成長を実現する企業には中長期的な投資が集まり、投資効率を軽視する企業はアクティビストの標的となっています。
日本企業は、バブル期に収益性や投資効率は二の次で、成長性を追求しバブル崩壊後は過剰設備、過剰雇用、過剰債務に見舞われ利幅は悪化し、企業成長の原動力を失ったため、90年代は、成長が限定的でも、人員削減を進め利幅を拡大する戦略に多くの日本企業が舵をきりました。
しかしアベノミクスで経済が回復基調に入ったものの、経営陣はバブルの後遺症のためか強固なバランスシートと収益性改善という利点を生かせず非効率なバランスシートを維持し、リターンを悪化させ本来の企業価値を活かすことができずにいます。
キャッシュリッチなバランスシートは、国内外でのM&Aを含む投資を可能にします。海外展開や新規事業を展開している企業は、成長性の高い世界市場に資本を投下し、売上をさらに伸ばしています。つまり企業価値を高めるために資本配分を最適化することが経営トップの使命であるといっても過言ではないと思います。
VISTAは、経営層の金融リテラシーと資本市場への関与の強化により、企業の持続的成長と中長期的な企業価値向上の実現を支援致します。